高校の新しい探究科目「理数探究基礎」と「理数探究」の違い

2018年に高等学校学習指導要領が改訂され、新たに「理数探究基礎」と「理数探究」の2科目が新設されました。理数探究基礎と理数探究では、数学的な見方・考え方や理科の見方・考え方を組み合わせるなどして、課題を解決するために必要な資質・能力を育成することを目標に掲げています。

理数探究基礎と理数探究の2科目は、学習指導要領ではどのように規定しているのでしょうか。2つの科目の違いについて見ていきましょう。

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高校国語科の探究学習科目「古典探究」とはどのような内容か

2018年に改訂された高校の新学習指導要領では、探究学習を目的とした科目がいくつか誕生しました。その1つに「古典探究」があります。「古典探究」は「古典B」をベースとした科目で、古文や漢文を主体的に読み深めることを通して、日本の伝統的な言語文化への理解や関心を深めることを目的とした探究学習の科目です。

「古典探究」とはどのような科目なのでしょうか。「古典B」と比較しながら見ていきましょう。

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高校の探究学習科目「地理探究」の学習内容

2018年に高校学習指導要領が改訂され、地理の科目はこれまでの地理Aと地理Bから、地理総合と地理探究の2科目になりました。地理総合は地理Aをベースとした科目で、地理探究は地理Bをベースとした探究学習の科目です。

地理総合は、地理の科目としては、1960年に施行された高校学習指導要領以来、およそ60年ぶりに必修科目になりました。地理探究は、地理総合での理解や技能を用いて、より専門的な視野から広く深く探究する探究学習の科目です。地理探究とはどのような科目なのでしょうか。地理Bの教育課程と比較しながら見ていきましょう。

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高校新学習指導要領における「世界史探究」「日本史探究」とはどのような科目か

2018年に高校の学習指導要領が改訂され、新しい教科の設置や科目の統廃合などが行われました。歴史の教科については、世界史A、世界史B、日本史A、日本史Bの4科目だったのが、歴史総合、世界史探究、日本史探究の3科目に変わりました。歴史総合は世界史Aと日本史Aを統合した科目で、世界史探究は世界史Bをベースとし、日本史探究は日本史Bをベースとした科目です。歴史総合は必修科目で、世界史探究と日本史探究は選択科目です。

高校生は、1年次、あるいは2年次で歴史総合を学び、2年次か3年次で世界史探究、あるいは日本史探究を学ぶことが考えられます。「探究」の名の付いた、世界史探究と日本史探究はどのような科目なのでしょうか、そしてどのようなことを学ぶのでしょうか。

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大学による、高校の探究学習科目「総合的な探究の時間」への支援・テーマ例

高校の新しい探究学習科目「総合的な探究の時間」の授業では、保護者をはじめ、地域の専門家や企業といった外部の人々の協力が欠かせません。「総合的な探究の時間」を実りのある授業にするためには、地域の人たちを有効的、かつ積極的に活用することが大切です。先生だけでは実現できない探究学習体験ができたり、多くの人々との対話を通じて成長したりすることができるのです。

「総合的な探究の時間」を支援する団体の1つに大学があります。大学ならではの特徴を活かした支援授業を提供しているところもあります。具体的にどのようなテーマで支援を行っているのか見ていきましょう。

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高校の探究学習科目「総合的な探究(学習)の時間」を支援する団体と、支援テーマ

探究学習科目「総合的な探究(学習)の時間」は、学習指導要領を踏まえながら、地域や学校の実態に応じて創意工夫を生かし、具体的な指導計画や学習活動などを定めることが求められています。

文部科学省では、小学校や中学校、高等学校が、指導計画や学習活動のねらいに則した授業が進められるように、「総合的な探究(学習)の時間」に対して、省庁や企業などが実施している支援内容をWebサイトを通じて公開しています。

各学校は、Webサイトに掲載されている支援団体へ連絡を取り、探究学習科目「総合的な探究(学習)の時間」の授業の支援を受けることができます。

どのような団体がどのようなテーマで探究学習の支援をしているのでしょうか、またどのようなテーマの支援が受けられるのでしょうか。

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高校の新しい探究学習科目「理数探究」とは

2018年に高校の学習指導要領が改訂され、新しい教科や科目が誕生しました。その中の1つに「理数探究」の科目があります。学習指導要領では、理数探究は「さまざまな事象に関わり、数学的な見方や考え方、また理科の見方や考え方を組み合わせるなどして、探究の過程を通して課題を解決するために必要な基本的な資質や能力を育成する科目」と規定しています。

理数探究の科目について詳しく見ていきましょう。
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省庁が提供する、高校の探究学習「総合的な探究の時間」の出張授業例

2018年に改訂された高等学校学習指導要領では、探究学習科目の「総合的な学習の時間」に替わって「総合的な探究の時間」の科目が設けられました。

新学習指導要領では、「総合的な探究の時間」の授業への取り組み方として、「学校図書館の活用、他の学校との連携、公民館、図書館、博物館等の社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携、地域の教材や学習環境の積極的な活用などの工夫を行うこと」と規定しています。これを受けて、経済産業省や厚生労働省などの省庁では、出張授業や教材の提供などの探究学習の支援を行っています。どのような授業を行っているのか見ていきましょう。

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高校の新しい探究学習科目「総合的な探究の時間」の学習指導要領の内容とは?

高等学校学習指導要領の改訂により、2022年度から「探究」の名前の付く科目が7つ新設されます。7科目は、「古典探究」「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」「理数探究」「理数探究基礎」「総合的な探究の時間」で、そのうち必履修科目になっているのが「総合的な探究の時間」です。

「総合的な探究の時間」は「総合的な学習の時間」に替わる科目です。科目名が新しくなって、学習指導要領の内容はどのように変わったのか見ていきましょう。
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高校の探究学習科目「総合的な探究の時間」とはどのような授業なのか?

学習指導要領の改訂により、高等学校の「総合的な学習の時間」は、2022年度から「総合的な探究の時間」に変更されます。「総合的な探究の時間」では、生徒が主体的に課題を設定し、情報の収集や整理・分析をしてまとめるといった能力の育成を目的としています。

「総合的な探究の時間」ではどのような授業が行われるのでしょうか。これまでの「総合的な学習の時間」の授業を参考に見ていきましょう。

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