国連では、SDGs(持続可能な開発目標)を世界に広めるために、SDGsのロゴを作成しました。ロゴは、SDGsを支援する企業や団体であれば、原則として自由に使用することができます。Webサイトやチラシ、ポスターはもちろんのこと、最近では名刺にロゴを印刷しているケースもよく見かけるようになりました。SDGsのロゴを名刺に印刷する場合、どのような点に注意すればよいかまとめました。
SDGsのロゴとアイコンを組み合わせた名刺
下の画像は、SDGsのロゴとアイコンを組み合わせて印刷した名刺の例です。水色で「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」と書かれたロゴと、3つのアイコンです。
名刺を作成する上で注意する点はロゴやアイコンの縦横比を変えないことや、色を変えないことです。また、ロゴの背景は白色、あるいはライトグレー(薄灰色)でなければなりません。
ロゴには国連のマークの付いたものもありますが、これは国連に関連している団体が使用するもので、一般の企業や団体は使用することができません。
国連のマークの付いたロゴ
アイコンは、企業が取り組んでいるSDGsの内容に見合うものを選びます。色を反転したアイコンも用意されています。
色の反転したアイコン
企業ロゴの横にSDGsのロゴを配置した名刺
下の画像は、企業ロゴ(「ロゴ」と書かれた部分)の横にSDGsのロゴを配置した名刺例です。
このような名刺を作成する場合には、いくつか注意しなければなりません。まず、企業ロゴとSDGsのロゴとの間に線(100%黒色、5ポイント)を引かなければなりません。次に、「(企業名、あるいは私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を加えなければなりません。
SDGsのロゴの代わりにアイコンやホイールを使ったりすることもできます。
アイコンやホイールを使ったパターン
黒一色刷りの名刺
下の画像は、黒一色刷りで作成した名刺例です。SDGsのロゴやアイコンはカラーパターンの他に白黒パターンも用意されていますので、それを使えば黒一色刷りの名刺を作成することができます。
白黒パターンを使用する場合には、色は100%黒色にしなければなりません。灰色(グレー)を使用することはできません。
白黒パターンのSDGsのロゴ、アイコン
SDGsのロゴやアイコンの使用方法、ガイドライン
SDGsのロゴやアイコンの使用方法、ガイドラインをいくつか紹介します。詳しくは、国連の「ロゴ使用のガイドライン」を参照してください。
ロゴ
使用ロゴ:カラー版
- カラー版の持続可能な開発目標(SDGs)ロゴは、白またはライトグレー(薄灰色)の背景でのみ使用すること。
使用ロゴ:白色版
- 白色版のロゴは、持続可能な開発目標(SDGs)カラースキームのどの色を背景としても使用可能。
- 白黒での表示(すなわち白黒の広告)のために必要な場合、ロゴは黒の背景でのみ使用すること。
使用ロゴ:黒色版
- 黒色版のロゴは、白黒での表示(すなわち白黒の広告)のために必要な場合にのみ使用すること。
- 黒色版のロゴは、白の背景でのみ用い、色付きの背景では決して用いるべきではない。
アイコン
17のアイコン:カラー版
- アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形としなければならない。
- 白のアイコンは所定の色または黒色の背景に収めなければならない。
- SDGsアイコンの色は変更しないこと。
17のアイコン:白黒版
- アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形としなければならない。
- 白のアイコンは所定の色または黒色の背景に収めなければならない。
17のアイコン:反転カラー版
- 各アイコンの色を反転させる場合は、背景を白色としなければならない。
- アイコンの色を反転させる場合、黒や色付きの背景を用いてはならない。
- SDGsアイコンの色は変更しないこと。
アイコンの使用禁止事項
- 拡張したり、押しつぶしたり、歪めたりしない。
- 要素の位置を変えない。
- 陰付けをしない。
- トリミングしない。
- 四角形以外の背景に収めない。
- アイコン間で色を交換しない。
- アイコンの色を変えない。
- 突き出したり、斜角を付けたりしない。
- 活字書体を変えない。
- 一部のSDGsアイコンを混合、対比またはグループ分けすることで、恣意的な類型を作らない。ただし、SDGsアイコンは一列あるいは左寄せでグループとして表示できる。
- SDGsアイコンのグラフィックは、当該アイコンから取り出して使わない。
関連サイト
ロゴ使用のガイドライン(国連)