2015年9月、国連において持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等をなくし、誰一人取り残されないようにするために、17の目標が打ち立てられました。国連は、SDGs推進のために、ロゴやアイコン、ポスター等を作成しています。どのようなロゴがあるのか、またロゴの使用方法、ガイドラインの内容について見ていきましょう。
SDGsのロゴやアイコン、ポスターの種類
SDGsに関連する画像には、ロゴやアイコン、ポスターなどがあります。
SDGsのロゴ
SDGsのロゴは、「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」の文字からなります。GOALSの「O」はカラーホイールです。横長のロゴと、文字が3段構成のロゴの2種類があります。
アイコン
SDGsのアイコンは18個あります。SDGsの目標が書かれたアイコン17個とカラーホイールアイコンです。
アイコンは、用途に合わせて1個、あるいは複数個を並べて使うことができます。
アイコンは、白黒のものや、カラー反転したものも使用することができます。
アイコンの使用方法、ガイドライン(禁止事項から抜粋)
- 拡張したり、押しつぶしたり、歪めたりしない。
- 要素の位置を変えない。
- 陰付けをしない。
- トリミングしない。
- 四角形以外の背景に収めない。
- アイコン間で色を交換しない。
- アイコンの色を変えない。
- 突き出したり、斜角を付けたりしない。
- 活字書体を変えない。
SDGsのポスター
ポスターとは、ロゴと17のアイコン、1つのカラーホイールアイコンによって構成されています。SDGsに関するイベントのポスター、SDGsの情報を発信するポータルサイトなどでよく使われています。
SDGsロゴの入手方法
SDGsのロゴは、国際連合広報センターが提供する「SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン」のWebサイトからダウンロードできます。英語版のポスターやロゴ、アイコンは、「Communications materials」のWebサイトからダウンロードできます。
SDGsのロゴやアイコン、ポスターの使用方法、ガイドライン
国連広報センターでは、SDGsのロゴやアイコン、ポスターをWebサイトや印刷物などで使用する時のガイドラインを作成しています。
SDGsロゴ、アイコン、ポスター使用のガイドライン(抜粋)
各国政府や政府間機関、非営利組織、民間セクターを含め、国連システム以外の主体は、以下に定める要件に従い、SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイール、および17のSDGsアイコンを使用できる。
17のSDGsアイコンは、全体としても個別アイコンとしても使用できる。各アイコンは、数字とグラフィック要素を含め、1つのまとまりとして使用しなければならない。17のSDGsアイコンのうち1つまたは複数を、当該主体のロゴとともに表示できる。
SDGsロゴおよび/または17のSDGsアイコンのいかなる要素も、別のロゴ・デザインに統合したり、これと組み合わせたりしてはならない。
SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンは、(i)情報提供、(ii)資金調達および/または(iii)商業用途を目的に、SDGsに対する支援を表明するために使用することができる。
SDGsのロゴにはバージョン1とバージョン2があります。バージョン1は、SDGsのロゴに国連のマークが付いているもので、主に国連の部局や基金、国連システムのその他の補助機関などが使用するものです。ガイドラインに書かれている「SDGsロゴ・バージョン2」は、SDGsのロゴに国連のマークが付いていないものを指します。
使用方法を守れば、企業や学校などは自由にSDGsのロゴやアイコン、ポスター等を使用できるということです。例えば、企業がWebサイトを通じてSDGsへの取り組みについて紹介したい場合、ロゴを使用するために必要書類を用意して申請したりする必要はありません。名刺にロゴやアイコンを付すこともできます。また、ロゴやアイコン等は、白黒で表示しても問題ありません。
参照:ロゴ使用のガイドライン