CMA受賞者からのメッセージ
これからCMAに参加する方へ、各賞受賞者からメッセージが届いています。
◆平岩恋季さん(岡山学芸館高等学校)
第6回CMA個人部門金賞受賞
CMAに参加されるか考えている皆さん、少しでも悩んでいるようでしたら、ぜひ参加してみてください。科学的な研究に限らず、さまざまな分野での研究を英語で多くの方の前で発表する機会はなかなかないです。それでも、英語が苦手だから、と心配が残る方々もいるかもしれません。私もあまり英語が得意ではなく、自分が発表を行えるかとても不安でした。実際に本番で文法を間違えてしまったり、言葉が出てこず、急遽違う英単語で内容を説明したりしました。しかし、大切なのは英語力だけではありません。自分が何に興味があるのか、どれほどの情熱を持って研究を行っているのか、そしてその活動を通して何を変えていきたいのか、それを伝えることこそが最も重要なのです。ですので、失敗を恐れることなく、チャレンジしてみてください。そして、多くの方々がCMAに参加することで新たな出会いや気づきが生まれ、皆様の研究がもっと成長することを切に願っています。
◆田中二湖さん(品川翔英高等学校)
第6回CMA個人部門銀賞受賞
CMAは、もうすでにあなたが情熱を持ってやってきたことについての発表です。大会のためだけに付け焼き刃でプロジェクトを始めて勝負することはできません。しかし、だからこそ自分の信条を持って努力してきた活動を、どうすれば聴き手に、効果的に、自分の情熱、プロジェクト自体の影響の大きさを伝えられるかが順位を決める最も大きい因子です。私が参加した第6回大会の出場者は、順位関係なく、分野は違えどそれぞれが素晴らしい活動をしていました。世界に変化, changeを起こそうとしているその情熱や、行動力は全員等しく持っていたはずです。この大会は審査過程やそのクライテリアは透明性が高く、自分の活動をより多くの人に知ってもらうには最適の機会です。それを活用したいなら、プロジェクトの論理的な妥当性、結果だけでなく、背景にあるあなたの情熱を表現して、聴き手の感情にも同等に訴える必要があります。良い活動には客観性が重要ですが、良い発表には主観性も大事です。これを忘れず、自分の活動に信念を持って挑めば、正当な評価をもらえ、学習の機会もさらに広がるでしょう。
◆芝田愛海さん(頌栄女子学院中学校)
第6回CMA個人部門銅賞受賞
CMAというのは、単なる大会ではなく、人と人を繋げられる場でもあるし、更に海外進出して研究を深められる場だと思います。特に審査員も皆専門家であり、このような方々にプレゼンをみてもらえる機会はなかなかありません。自分がこの世の中に伝えたいことや発信したいこと、今まで夢中に行って来た研究に込められた熱意をこの貴重な機会を通してより多くの人に発表していただければ良いのではないか思います。今回の大会で賞を受賞することはもちろん、それより他の参加者の研究を見て、それがどう自分の研究に活かすことができるのかが一番大事だと私は実際に参加して思いました。その他、協賛企業で海外の大会もあります。CMAで発表したものを更に他国の生徒やより専門的な専門家と交流することができ、更に研究が進むのではないかと思います。自分の研究を自分で取り組むのはもちろん、第三者の視点からの物事の捉え方も知ることが大事だと思います。より多くの人からの意見を受け入れることも、研究の一部として重要ではないかと考えました。
◆LIU XIMANさん(兵庫県立神戸高等学校)
第6回CMA個人部門全国大会参加賞
怖らがずにこのプログラムを探せたという一歩に踏み出すあなたたちは素晴らしいと思います。このプログラムに参加することを考えているということは、あなたたちはもう世界を変えるようなことをしたということです。これは同世代の人たちとの違いであり、あなたたちの特別なことです。あなたたちは輝いています。その輝きをさらに発揮するために、CMAという大きな舞台で発表することを本当に怖がらず挑戦してみてください。素晴らしい刺激を得られますし、素晴らしい学習支援プログラムを獲得できるかもしれません。Connecting the dots というという言葉があります。今までやってきたことのdotsと、CMAで発表するというdots. そして、獲得した賞金で学習支援プログラムに参加するこれからのdots. それらは最後に全て繋がります。そして、おのずからどんどん遠く、大きくなります。CMAに参加して、人生の幅を広げよう。
◆舩越杏珠さん(頌栄女子学院高等学校)
第3回CMA個人部門銅賞受賞
プレゼンテーションとは私達高校生が普段できる機会が少ないものです。この大会を機会に自分が大人に訴えたいこと、伝えたいことを発信してください。さらにこの大会を通して学べることは学校や塾の参考書では学ぶことはできません。情報を発信する過程の中で新たな自分を発見するでしょう。「あれ、意外と私ってこれができるんだ」や「私にはここが足りていないな」などと気づくはずです。私自身はこの大会をきっかけに自分には行動力がないことに気づきました。自分の弱さを知ることでどのようにしたら今の自分より将来の自分がもっとより良くいられるのか考えるようになります。大会の準備はとても大変です。辛くなるときもあると思います。ですがそういう時には一番最初に戻り、自分は何が一番伝えたいのか考えてください。きっと自分にしか発信できないメッセージがそれぞれあるでしょう。
◆小野萌菜さん(栃木県立矢板東高等学校)
第3回CMA個人部門銀賞受賞
CMAにこれから挑戦する人に私が伝えたいことは、CMAに参加して何がしたいのかを明確にしておく事が大切だという事です。CMAは自分の研究の成果を多くの人に発信する事が出来る素晴らしいコンテストです。しかし、この絶好の機会を生かす事が出来るかどうかはどのような目的意識を持って挑戦するかにかかっていると考えます。私はCMAに参加するにあたり、自分の研究を多くの人に知ってもらい様々な意見をいただくことを目的としていました。コンテストが終わってから振り返ると、この目標があったからより良いプレゼンテーションを行う事ができ、他の参加者や審査員の方々と有意義なコミュニケーションを取ることが出来たのだと考えています。
プレゼンテーションを楽しむことはもちろんですが、小さなことでもいいので絶対に達成したいと思う目標を一つ決めておくことがCMAへの参加をより価値のある経験にする秘訣だと思います。
自分のこれまでの研究に自信を持って頑張ってください。
◆宮﨑莉子さん(久留米大学附設高等学校)
第3回CMA個人部門銅賞受賞
少しでも興味を持ったならぜひチャレンジしてみることをおすすめします。テーマはあまり難しく考えすぎず、身近なところ、自分の好きなことから探してみると話しやすいです。CMA の特徴はプレゼンテーションを行うことです。自分の好きなことを、視覚にも訴える形で伝えられるので楽しいと思います。本選では 7分の原稿を用意したり、スライドを用意したりと難しいところも多いですが、私は自分の「好き」をテーマにしたので困難とも向き合って、最後まで楽しんで参加することができました。また、英語でプレゼンテーションをした経験は将来どこかで、必ず役に立つと思います。
怖がらずに挑戦してみましょう。ぜひ頑張ってください!応援しています。
◆ネーソン萌桃子さん(三田国際学園)
第3回CMAチーム部門銅賞受賞
CMAで私が最も大事だと思ったことは如何に自分達の活動、学んだこと、伝えたいことを英語で明確に且つ自信をもって伝えることができるかだと思います。CMAに出る際に直面する問題というと、英語力や緊張や自信の問題だと思います。普段日本語を使う私達からすると活動の過程や学びを英語に変換して自分達の思うままに伝えることは難しいと思います。私のチームも英語のベースはあったもののなかなか思った通りのことを伝えるのは難しかったです。本番はその不安の上に緊張も重なってしまいなかなか上手く話せないこともあります。しかし、それはどのチームも同じなので不安にならないでください。私達はオンラインでしたが、オンラインにしろ会場に行っての発表にしろ伴う緊張に負けずに自信を持ってその場所を自分のステージ、独壇場と考えて自信をもって発表することが審査員の方、他のチームの方に活動についてだけでなく情熱も伝えることができるのではないでしょうか。仮に初戦を突破できなくても、入賞することができなくても、チャレンジしようと思えたことを誇りに思ってください。挑戦することが第一歩だと思うので自信を持って挑戦してみてください!
◆根津はる香さん(三田国際学園)
第3回CMAチーム部門銅賞受賞
CMAで成功するには探究をどれだけ楽しめるかが大事であると考えています。私たちはチームで約5ヶ月ほど探究活動を行っていました。最初はテーマ設定に苦労しましたが、最終的にはみんなで納得できるテーマに定めることができました。だから皆さんも慎重にテーマ設定をし、心からやりたいと思えることを行ってください。
また、資料を書く・プレゼンを作る際にはきちんと審査基準を読み込むことが大切です。もちろん、テーマ設定は自分がワクワクするものを選ぶべきですが、その探究内容の見せ方は審査基準を参考にするべきだと思っています。審査員の方の立場に立ってどんな内容を求めているのかを考えて資料を作るとうまくいくと思います。
私にとってCMAで始めた探究活動は青春そのものです。CMAの探究を始めてから一年たった今でも同じ探究テーマの下活動しています。だから皆さんもぜひ楽しんでください!
◆鬼頭伶実さん(広島女学院高等学校)
第3回CMAチーム部門銅賞受賞
CMAへのチャレンジは、CMAに出場するために何かを探究するでも、探究しているからCMAに出場して知ってもらいたいでも、どちらのきっかけでもいいと思います。CMAの出場をきっかけに、自分が何をしたいのかということが明確になり、また、情熱を持って取り組んだことを有名な審査員の方々に評価していただけることは貴重な経験になると思います。CMAへの他の出場者の方からの刺激も得ることが出来ます。身近に潜む問題でも、遠く離れた地で起こっている問題でも、自分が大好きなことでも、CMAをきっかけにより深く探究をすることは必ず皆さんの糧になると思います。私は、CMAにチャレンジして自分のやりたいことが明確になっただけではなく、探究の楽しさにも気づくことが出来ました。学業をする中の出場に、ためらいを抱くかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。そして、チャレンジする際には、楽しみながらしていただきたいです。自分がしたい・伝えたいと思う問題だから、楽しみながら自ら探究をしようと思えると思います。皆さんの「オタク」的な探究が、世界のステージへと導くかもしれません。自分自身の可能性を、最大限に出し挑戦してみてください。
◆西口旺成さん(福井県立福井商業高等学校)
第3回CMAチーム部門銅賞受賞
CMA は予選を勝ち進み、本選にたどり着くことが難しいというイメージがあり、参加することを迷っている学生もいるかと思います。しかしながら、私はこの大会は本大会に出ることが全てではなく、書類選考や準備期間も私自身に大きな刺激を与えてくれたと感じています。自分自身で現代の社会問題について考えてみたり、それらの問題解決にあたって何か行動を起こしてみたりすることこそが大切だと思います。その行動はあなたが将来学びたいことや、やりたいことへ導いてくれるものと思います。新しいことに挑戦することは勇気が必要ですが、結果にかかわらず、必ず経験値として将来私たちの力になってくれます。Change Maker Awards は社会を変えるだけではなく、自分自身も大きく変えてくれます。大会では、他チームの発表を通して自分の視野を広げたり、英語力の面でも刺激を受けたりすることができます。私がそうであったように、CMA が皆さんを成長させてくれる経験になることを願っています。ぜひ、参加してみてください!
◆小泉威一郎さん(ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン)
第3回CMAチーム部門金賞受賞
これからCMAへの参加を検討されている皆様、二つまとめてお伝えできればなと思います。一つはプロジェクトを上手く続けることはとても難しいことだと思います。様々な難関が立ちはだかり、いっそのことやめてしまいたいと思うかもしれませんがどのプロジェクトも難関を超えてこそ成功があるということを私は自分自身CMAを通し実感しました。二つめは本番すごく緊張すると思いますが、質問を聞いている先生方は皆様のプロジェクトのことをもっと知りたいために質問を聞いているため、フレンドリーなディスカッションと考えれば緊張もなくなると思います。最後まで頑張ってください!新しいプロジェクトがどんどん増えていくことがとても楽しみです。
◆武重あかりさん(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
第3回CMAチーム部門銀賞受賞
高校在学中に、自分が興味のあるテーマを掘り下げて発信する機会は大変貴重です。また、それを英語でチャレンジできる環境はさらに貴重なことだと思います。準備の段階では楽しいことばかりではなく、困ること、面倒なことももちろんありますが、それらを含めた経験は全て皆さんにとってかけがえのない学びとなることだと思います!私自身、学校と部活、CMAを両立させるのに途中で大変になり、始めたことを後悔する場面もありました。しかし最後までやりきった瞬間、自分が大きく成長できたと実感するともに、楽しかった、挑戦してよかった、という気持ちになりました。審査員の方々は、一人一人の探求内容を真剣に受け止め、有益なフィードバックやコメントをしてくださいます。CMAの開催を可能にしてくださる全ての関係者に感謝を抱きつつ、熱意とパワーを世界に発信していきましょう!