Change Maker Awards -高校生のための英語プレゼンコンテスト-

PRESENTED BY 一般社団法人 英検4技能・探究学習推進協会 English four Skills and Inquiry-bassed learning association

英語プレゼンテーションコンテストの主な採点基準

英語のスピーチ・プレゼンテーションのコンテストでは、複数の要素が総合的に評価されます。

英語の表現や発音といった部分も重要な評価基準ではありますが、英語が抜群に上手なら勝てる!というほど決定的な要素というわけではありません。

英語はあくまでもスピーチ内容を伝達する手段です。最も大切な部分は内容そのものの、英語を使って「何を伝えるか」という部分であることを意識しましょう。

主な英語プレゼンテーションコンテストで重視すべき要素

英語スピーチ・プレゼンコンテストの評価基準は、大会によって違っていますが、ある程度の部分は共通しています。

第一にスピーチの「内容」が重視される

どのコンテストでも、最重視される要素は「スピーチの内容」です。英語で「何を伝えるか」という部分が、最終的にコンテストで雌雄を決するカギを握ります。

英語の発音が文章表現は、ある程度は洗練されているべきでしょうけれど、それだけでは「すばらしい英語プレゼン」とは評価されません。「仏作って魂入れず」というわけではありませんが、やはり究極に大事な部分は《魂》なのです。

第二に「英語」の熟練度が重視される

英語プレゼンテーションコンテストでは英語スキルそのものも重要な評価対象になります。少なくとも発音や文章表現が「英語として相手に伝わる」水準といえることが最低限の要件といえます。

ただし、小難しい語彙を使ったり、複雑な文型を駆使したり、といった修辞的な要素は不要です。文章表現はむしろシンプル(平易)さをとことん追求するべきでしょう。

英語は言語であり、言語は伝達手段です。まず伝えたい内容があって、その内容を(英語という言語を使って)どうすれば上手く伝えられるか?という流れで英語の練習の必要性を感じられれば理想的といえるでしょう。

第三に「態度」英語の「プレゼン力」も評価対象となり得る

英語スピーチコンテスト本番の壇上で発表する際の振る舞いも、評価の対象になります。これを評価基準として含むかどうかは大会によってまちまちですが、発表時の振る舞いは英語スピーキング力にも密接に関わってくるため、やはり必須要素といえます。

発表時の態度・立ち居振る舞いとは、表情・目配せ・ジェスチャー・間の取り方、発話スピード、声のトーンというような、現場でどう演出するかという部分です。非言語コミュニケーションと言ってもよいでしょう。

非言語コミュニケーションの要素は、言語では伝えきれないニュアンスを補う役目を果たします。英語スピーチの程度を底上げし、ひいてはプレゼン内容そのものの質を底上げします。その意味で、決して無視できない要素といえます。

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