【地域社会連携】里海の恵みを活かす探究学習

岡山市で開催されたシンポジウムでは、地域の高校生や農水産業者が里海の恵みをテーマに探究学習の成果を発表した。高校生たちは、海洋資源の有効活用や消費拡大に向けた取り組みを紹介し、資源の循環に貢献する技術や製品の開発を目指している。例えば、魚のうろこからコラーゲンを抽出する技術や、流れ藻を原料にしたプラスチックの開発などが挙げられる。また、農業関係者はミネラル豊富なカキ殻を肥料に利用した米の生産プロジェクトを説明し、地域の持続可能な発展に向けた取り組みが進められている。シンポジウムは、地域社会と連携しながら持続可能な未来を探る重要な機会であった。

探究学習白書